九州本部 電力産業技術部 特高変電技術課 奥永 隆太郎

奥永 隆太郎 Ryutaro Okunaga

九州本部
電力産業技術部
特高変電技術課

2017年度入社
工学部 工学科 電気電子工学コース卒

  • ※掲載内容は2023年2月時点のものです。
  • ※所属組織名称は、2023年4月時点のものです。

九州をベースに、
全国の大規模工事を担う。

あなたの今の仕事は?

「当たり前」を守るというミッション

主に九州を拠点とするお客様の、変圧器の保守・点検業務を行っています。見積書や作業計画書の作成、現地作業、報告までが一連の業務です。作業で赴く先は、取り扱う電圧が「高圧」「特別高圧」に区分される消費電力が大きな設備で、例えば発電所や変電所、工場、商業ビルなどです。いずれも、万が一電気が途絶えたら広範囲に影響が及ぶ施設ばかりです。一日で終わる部品交換から、数箇月を要する大規模なオーバーホールまで、仕事の大小も様々ですが、常に緊張感を持って作業に臨んでいます。ほかに心がけているのは、基本に忠実に取り組むこと。綿密な作業計画を立てること。計画書どおりに確実に作業を行うこと。予定外の事象が発生したときには必ず一度手を止めて、上司に相談すること。作業に変更が生じたら計画書に必ず記録を残すこと。これらを徹底しています。電気は必要なときにいつでも使えるのが当たり前ですが、この「当たり前」を守ることこそが私たちの使命です。

MPECを選んだ理由

地元の九州で、専門性を活かしたい

大学では電気電子工学を専攻し、発変電分野の研究をしていました。この分野で就職先を探していたところ、卒業生の就職先一覧の中からMPECが目に留まったことがきっかけです。就職活動が進む中でMPECの事業内容や業務内容について理解を深めたことで、「ここでなら大学での学びが仕事に活かせる」と感じました。また、地元の九州で働ける可能性が高いことも入社の決め手となりました。
配属先は念願叶って九州本部になりました。半年間はOJT(On-the-Job Training;職場内訓練)期間です。先輩について現場に赴き、様々な作業を学びました。続く二年間の三菱電機の工場での実習を経てようやく実務に携わることになりました。社内では「技術者として一人前になるまでに10年かかる」という話を度々耳にしますが、まさにそのとおりだと思います。大学で電気分野を学んできたとはいえ、新たに覚えることは山積みです。「お客様に信頼される技術者」を目指し、これまでに習得した知識を基に、日々精進しているところです。

あなたにとって
“やりがい”とは

新入社員の頃の体験が今につながっている

現場での保守・点検作業を任される機会が増えてきた今、無事に作業を終えたときの達成感はひとしおです。お客様にとっては当たり前のことですが、自分にとっては一つ一つの手順に気を配ってようやくたどり着けるゴールです。次の仕事に対する自信にもつながります。
実は入社一年目のとき、不注意からミスを招いたことがありました。OJTの一環で工場の現場作業をさせてもらったときのことです。ステンレス製の小さなボルトを締めるという単純作業だったのですが、深く考えずに締めてしまいボルトが折れてしまったのです。幸いにも替えがきく部品でしたが、「場面が違えば取り返しのつかないことになっていたかもしれない」と感じたことは今でも強く記憶に刻まれています。この体験もあり、今ではどんなに些細な作業であっても、細心の注意を払っています。

これからの目標を
教えてください

他拠点からも頼りにされるエンジニアに

オーバーホールの仕事を、責任者としてやり遂げられるようになりたいです。これは技術者として一人前になるための登竜門、入社10年目までには達成したいですね。工事の規模が大きくなるほど、見積もり、計画、現地作業のあらゆるフェーズで関係者が多くなり、時間もかかるものです。予期せぬトラブルも発生しやすくなります。正常時に作業を抜かりなく行うだけでなく、不測の事態にも正しい判断ができるよう経験を重ねていきたいです。
もう一つ目標としているのは、他本部からの応援要請にすぐに駆けつけられるエンジニアになることです。九州以外の拠点で工事が行われる際、九州本部へ応援要請されることがしばしばあります。他本部から要請があったときにアサインされるためには、即戦力と認められるスキルを持ち合わせていなければなりません。知識や技術を磨くのはもちろん、日頃から様々な拠点の方とコミュニケーションを取り、必要なときに頼ってもらえる関係を築いていければと思います。

先輩からのメッセージ

日本中を飛び回れるのがこの仕事の醍醐味

この仕事の大きな魅力の一つが、出張が多いことです。軸足は九州に置いていますが、全国各地に足を運ぶチャンスがあります。愛媛に出張した際には、空いた時間を使って道後温泉に行ったり、ご当地の名物を味わったりしたものです。もちろん任務を全うすることが大前提ですが、ついでにその地域のことを知ることができるのも楽しみの一つとなっています。私のように出張が好きな人にはとても面白い仕事です。
大学での専攻は皆さんそれぞれですが、知識に自信がなくても大丈夫です。入社してから工場実習や集合研修などで学ぶ機会がたくさんあります。それ以上に大切なのはコミュニケーションスキルだと思います。私たちの仕事においては、現場では様々な人との協業が不可欠です。話し上手でなくても構いませんが、明るく素直な人柄があれば、きっとエンジニアとして飛躍できるはずです。

1⽇のスケジュール

九州本部 電力産業技術部 特高変電技術課 奥永 隆太郎
  1. 出社、変電所へ移動
  2. 作業前打合せ、KY(危険予知)ミーティング
  3. 変圧器点検
  4. 絶縁油分析試料採取
  5. 昼休み
  6. 変圧器保護継電器動作確認試験
  7. 負荷時タップ切換器電動操作機構点検
  8. 警報確認試験
  9. データ整理、報告書作成、顧客報告
  10. 作業終了、帰社

オフタイムの過ごし⽅

私のオフタイムは「キャンプ」です。
醍醐味は百人百様ですが、
私にとっては時間に縛られず自由にかつ贅沢に過ごせることが醍醐味です。
今後も定期的にキャンプを楽しみたいと思います。

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