インフラを支える現場の旗振り役として

あなたの今の仕事は？

丁寧なプロセスがお客様の安心につながる

電力会社や工場にある大型発電機の点検・メンテナンスを行っています。中でも現場で作業員の技術指導を行う「SV業務」（スーパーバイザー業務）が主な役目です。具体的には、作業員からの質問に答えたり、部品の交換が必要かどうかの判断をしたりしています。入社後の2年間は先輩のSV業務に同行して学び、3年目からは一人で担当するようになりました。点検の現場では、予想外の不具合が見つかることもしばしばです。とっさに判断を求められるなどプレッシャーもあります。それでも自ら指揮をとって現場を率いる仕事は楽しいものです。
意識しているのは、点検の結果だけでなくプロセスにおいてもお客様から安心していただけるようにすることで、日頃のこまめなコミュニケーションを怠らないようにしています。部品交換には至らない、機器のわずかな変化もお伝えすることで、お客様との信頼関係を築けます。

転職をしてよかったこと

暮らしやすさとキャリアアップがともに叶う場

MPECに入社する前は、東京の航空会社で航空整備士として8年ほど働いていました。転職を意識し始めたきっかけは、子育てを機に地方移住に興味を持ったことです。出身地に近い中国地方や九州で、これまでの経験を活かせるキャリアはないかと考えていた矢先に、MPECの九州本部での募集を見つけたのです。九州への移住がかなう上に、保守・点検業務を通じてエンジニアリングの経験を役立てられる、まさにぴったりの条件でした。面接の際に「ゆくゆくはSVとして現場の指揮を任せたい」と言われたことも決め手の一つになりました。エンジニアとしてのステップアップにつながると思ったのです。また、電気を通じて人々の生活を支えるMPECの社会貢献度の高さにも惹かれました。
入社していい意味で驚いたのは、前職での経験を尊重してもらえたことです。例えば新入社員であれば1から10まで教わるところを、私は3まで教わって任せてもらえたことがありました。入社して間もない頃からチャレンジさせてもらえる環境に、モチベーションがぐんと上がりました。

あなたにとって
”やりがい”とは

正しく判断するのは当たり前、それを上手に伝えることも大切

全体を見渡して、お客様にとってベストな解決策を探ることがSV業務の難しさであるとともに面白みでもあります。SV業務を一人で任されるようになって間もない頃、そのことを実感する出来事がありました。大型の水素冷却発電機を検査していた時、一部の部品にひび割れの前兆が見つかったのです。お客様の安全基準では問題ないことから、当初お客様は使い続けることを望んでいました。一方で、MPECのより厳しい基準に照らすと交換が必要なサインでもありました。そこで、部品の製造担当者の立ち会いのもとに再び検査を実施し、不具合の状況や使い続けるリスクについて、データを示しながら説明しました。最終的にはお客様にご納得いただき、無事に交換が終わったときには胸をなで下ろしたものです。お客様からも感謝され、報われる思いでした。正しい判断を下すのはもちろん、上手に伝えることも大切だと改めて肝に命じた経験です。

これからの目標を
教えてください

知識を広げて信頼されるエンジニアに

これまでは発電機の本体のメンテナンスを中心に、SVとしての経験を積んできました。今後はさらに業務の幅を広げていければと思います。そのために最も有効なのが、現場を見ることです。発電所や工場に赴いた際に自分の担当エリア以外に目を向けるのもその一つです。課内にはモーターのメンテナンス担当やコイルの試験担当など様々な役割のメンバーがいますので、私の知らない現場に身を置く先輩方に積極的に質問することも心がけたいです。電機分野の様々な専門資格も取得したいと思っています。知識と実践の両輪で専門性を磨き、お客様から信頼されるパートナーになることが理想です。

MPECに転職を考えている人
へのメッセージ

地域に根ざしながら全国を飛び回れる

全国に拠点があることもMPECの魅力の一つです。私が所属しているのは九州本部ですが、保守・点検のエンジニアリングを行う部門は全国に5拠点あります。他の拠点でマンパワーが足りないときにはその拠点に赴いて、技術員として作業を行うこともあります。暮らしやすい地域に根ざしながら、全国規模のネットワークの中で仕事ができる、いいとこ取りの働き方が叶います。
入社後にわかったのですが、MPECには経験者採用の方も多く、初日に他部署の経験者採用の方から「今日が初仕事ですか？　一緒にがんばりましょう」と声をかけられ、励まされたことを覚えています。様々なバックグラウンドを持つ方を受け入れるアットホームな雰囲気もこの会社の良さでしょう。ぜひモチベーションを高く持ち、安心して仲間入りしてください。