ここから本文

保守・エンジニアリング情報

医療用加速器のO&M

粒子線治療装置の各地への設置に伴い、製造元と連携して、医療用加速器の運転・保守業務(O&M)に取り組んでいます。
概要 特長 サービス内容

概要

粒子線治療は放射線治療の1つで、従来のX線治療やγ線治療に比べ患部を集中的に照射できるため、副作用や身体機能の損失を最小限に抑えられるという特長があります。
三菱電機が開発した粒子線照射による治療装置は、加速器を使って水素や炭素のイオンを最大で秒速20万キロ(光速の約7割)まで加速させ、照射室まで導いて患部に照射します。粒子線治療は、2001年7月に国から先進医療の認可を受け、現在、公的医療機関5施設ですでに治療や臨床研究が行われています。国内の粒子線治療施設は、建設中のものを含めて9施設あり、このうち7施設が三菱電機製です(2009年1月現在)。

特長

1 長年にわたる優れた加速器技術を活かして、施設開業後の運転・保守業務に携わっています。
2 照射系運転も担当し、施設全体の管理を一元化することで、施設側に密着した保全計画が可能です。
3 試験・調整から運転・保守までの運営を担っています。

サービス内容

装置概要

粒子線照射装置のしくみ
粒子線治療では、陽子や炭素原子核等のイオン(=荷電粒子)を用います。イオン源で発生したイオンは加速器によって1秒間に地球を5周まわる速さまで加速されます。
粒子線照射装置のしくみ

回転ガントリー
照射装置を回転させます。
回転ガントリー

照射室
腫瘍の形に合わせて粒子線を形作り、それぞれの方向から陽子を照射するための装置です。
照射室

陽子線照射
・水素イオンを入射器に取り込みます。
・イオンをシンクロトロンで加速して陽子線を照射します。
陽子線照射

シンクロトロン
入射系で初期加速された粒子を周回加速させて、光速の約7割まで加速します。
周波数の高い電界を発生させ加速する高周波加速空洞と、粒子の軌道を曲げる電磁石から構成されています。体内におけるがんの深さによって照射する粒子線のエネルギーを調節します。
シンクロトロン