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保守・エンジニアリング情報

高圧ケーブル活線診断

通電中の高圧ケーブル(CV)を安全かつ短時間に診断します。
概要 特長 診断内容 システム構成図 導入メリット

概要

可搬型診断装置と切替端子箱を組合せて、通電中でも活線ケーブルに近づくことなく、安全に、短時間(1本5分間)で診断します。

特長

1 1Hzの脈動電流を高感度に測定します。
2 直流成分の迷走電流の影響を受けにくい。
3 小型軽量であり、フィールドでの測定が容易です。

診断内容

CV或いはCVTケーブルの遮蔽層と接地の間に端子箱を経由して本装置を挿入し、接地線に流れる劣化に伴う1Hzの信号である脈動電流、シース絶縁抵抗及びシース電圧を測定し、ケーブルの絶縁劣化を診断します。

ケーブル診断が必要な理由

ケーブル診断が必要な理由高圧ケーブルとして広く使用されている架橋ポリエチレン絶縁電線(CV)には、水トリーと呼ばれる特有の劣化現象があります。
品質の向上でトラブルは減少していますが、過去10年間で系統波及事故原因の約1/6を占めるというデータもあり、依然として注意が必要です。

システム構成図

測定回路

測定回路

導入メリット

脈動電流法活線診断の利点

1 診断のための停電が不要です。
通常使用状態でのシース電流を分析し、劣化を診断するので停電が困難な設備では非常に有効です。
設備運用に影響されずに診断が可能なため、定期的な測定値をトレンド管理することで信頼性の高い保守が可能となります。
2 試験電圧によるストレスがかかりません。
診断方法の1つである、直流漏れ電流法のような直流高電圧を印加しないため、診断によるケーブル劣化を加速する心配がありません。
3 脈動電流を測定するため、劣化現象を顕在化します。
商用電源に含まれる、脈動電流をフィルタにより取出し、増幅して測定・判定します。
脈動電流は絶縁劣化により大幅に増大するため判定が確実です。